カリウムが夏バテ防止になる理由

辛い夏バテを、カリウムが防止してくれるということを知っていますか?夏に起こりやすいカリウム不足はとっても危険です。カリウムの不足によって起きる症状を避けるためにも、上手にカリウムを摂って快適に夏を過ごしましょう。

カリウム不足が引きおこす夏バテ…辛い

カリウム不足で起きてしまう症状には、一体どのようなものがあるでしょうか。夏バテという一言で片付きやすい症状の中には、危険なものもあります。

便秘や食欲不振が続く

カリウムが不足してしまうと、消化管の動きが悪くなります。消化管が元気に動いてくれないと、食欲も無くなり、栄養の吸収が悪くなってしまいます。また、腸の動きが弱くなると、便を肛門まで運ぶスピードが遅くなり、便秘になってしまうことがあります。

危険な低カリウム血症の誘発

身体のカリウム値が少なくなると、「低カリウム血症」という症状になる危険性が高くなります。低カリウム血症は、疲労や高血圧、不安、イライラなどの症状を引き起こします。

血圧が高くなって顔がむくみまくる

カリウムが不足することで身体の中の水分が溜まりやすくなります。そうすると、血圧も上がってしまいますし、余分な水分が身体の外に出ていかない為にむくみの症状が出てきます。

最悪の場合不整脈で死に直結

カリウムが不足している状態を甘く見ると、不整脈により死に至ることがあります。カリウムは心臓の働きに必要な成分なので、カリウム不足により心臓の心拍数やリズムが乱れてしまう危険性があるのです。

なぜ夏にカリウム不足が起こる?

どうして夏にカリウム不足が起きやすいのでしょう?考えられる要因をチェックしてみましょう。

汗と一緒にカリウムを失う

夏になると、暑くてたくさん汗をかきますよね。汗をたくさんかくことは、汗と一緒にカリウムも身体の外に出てしまう為に、カリウム不足になる原因になります。

暑くて食事が偏りがち

暑くて冷たいアイスばかり食べている、栄養バランスを考えない食事を摂っているという人は、カリウム不足に注意が必要です。食事でカリウムが十分に摂れていないと、カリウムが不足してしまいます。

カリウムの効果ってなんだろう?

不足してしまうと大変なことになるカリウムは、身体の中でどのような働きをしているのでしょうか?

代謝を活性化させる効果アリ!

カリウムは、身体の構成する細胞の浸透圧を維持する働きがあります。細胞の水分などのバランスをとることで、代謝を活性化させ身体を健康に保ちます。

腎臓の力を最大限に引き出してくれる!

カリウムは、腎臓でナトリウムを排泄するときに必要な成分です。腎臓がしっかり機能する為には、カリウムが必要なんですよ。

血圧を正常に保つ役目も

カリウムをしっかり摂ることでナトリウムを排出を促し、身体の中の余分な水分を出すことで、血圧が高くなるのを防ぐ効果があります。

筋肉の収縮までもをスムーズに!

カリウムは筋肉の収縮に関わっています。筋肉が正常に動くためには、カリウムの力が必要です。

1日どれくらい摂取量のおすすめは?

生命活動に必要なカリウムは、1日どのくらい摂れば良いでしょうか?

成人男子の場合

成人男子の場合、必要な1日のカリウム量は2,500mgです。

アボカドなら約350g(約2.5個)、切り干し大根(乾燥)なら、約78gにカリウムが2,500mg入っています。

成人女子の場合

成人女子の場合、必要な1日のカリウム量は2,000gです。

アボカドなら約280g(約2個)、切り干し大根(乾燥)なら、約63gにカリウムが2,000mg入っています。

取り過ぎても尿で排泄?

健康な人の場合、カリウムの取り過ぎを心配する必要はありません。摂りすぎたカリウムは、尿と一緒に身体の外に出ていきます。

カリウム含有量ランキング

カリウムが多く含まれている食材のランキングを見てみましょう。様々な食材にカリウムは含まれていますが、一番手軽にカリウムを摂りやすいバナナがおすすめです。

バナナであれば、食事のデザートやおやつとして手軽に食べられますよね。フルーツの中でも、バナナに含まれているカリウムの量はダントツです。

アボカド1個 1,000mg
とうもろこし 500mg
バナナ1本 390mg
ほうれん草 370mg
納豆 330mg
キウイ 320mg
さつまいも 450mg
じゃがいも 230mg

【豆知識】ナトリウムとカリウムのバランスってどのくらい?

ナトリウムとカリウムは、細胞を正常に保つために必要な成分です。このバランスが崩れてしまうと、身体の機能がうまく働きません。では、カリウムとナトリウムをどのように摂取すれば良いのでしょうか?

カリウムとナトリウムの違いは?

カリウムは細胞の内側に多く含まれており、ナトリウムは細胞と細胞の隙間の外液に多く含まれています。カリウムもナトリウムも、神経や筋肉の動き、代謝などに大きく影響を与えます。

カリウムはナトリウムより多く摂取

カリウムもナトリウムも、食事から摂取することができます。しかし、現代の食生活では、意識しないとカリウムを必要量摂ることは難しくなっています。余分なカリウムは尿で排出されますので、普段からカリウムを多く摂るように心がけましょう。

逆にナトリウムのとりすぎは避けよう

ナトリウムは血圧を上げ、心筋梗塞や脳梗塞のリスクも高くしてしまいます。ナトリウムを排出するにはカリウムが必要ですので、ナトリウムの摂り過ぎは避け、カリウムを多く摂るようにしましょう。

汗をかきやすい季節はカリウム摂取を!

腎臓や心臓の動きを正常に保つカリウムは、夏バテに負けない身体を作るために必要な栄養素です。汗をかきやすい夏は特にカリウム不足が起きやすい時期ですので、注意が必要になります。しっかりと食事からカリウムを摂取し、夏を元気に乗り切りましょう!