ナトリウムとカリウムの違いって何?むくみを解消してくれるって本当なの?

ナトリウムとカリウムは、どちらも身体の機能を正常に保つために必要な成分です。似ているようで、異なる働きを持つナトリウムとカリウムについて解説します。気になるむくみにも、ナトリウムとカリウムは密接に関係していますよ。

ナトリウムとカリウムって何?違いは?

ナトリウムとカリウムは、どちらも食事から摂取することができます。それぞれどのような働きがあるのでしょうか。多く含まれている食品についても見てみましょう。

ナトリウムとは

ナトリウムは骨や細胞外液に多く存在しており、筋肉や神経を正常に保つ作用があります。ナトリウムの摂り過ぎは高血圧を引き起こし、脳卒中や心筋梗塞の引き金となりかねません。ナトリウムは食塩以外にも、みそなどの食塩系調味料に多く含まれているため、現代の食生活ではナトリウムの過剰症が問題になっています。

カリウムとは

カリウムは、ナトリウムと同様に生命を維持するのに必要な栄養素です。体液中よりも細胞内に多く存在し、ナトリウムを身体の外へ排出されるのを助ける作用があります。また、筋肉の収縮に大きく関わっているため、カリウムを摂ることは筋肉を正常に保つために必要です。

多く含まれる食品比較(食品100gあたり)

ナトリウムとカリウムが多く含まれる食材をチェックしてみましょう。ナトリウムは、注意しないと1日の推奨摂取量を超えてしまいます。特に、日本人は食事からナトリウムを必要以上摂っている傾向にあります。

ナトリウム カリウム
梅干し 8,700mg 切り干し大根(乾燥) 3,200mg
しょうゆ(薄口) 6,300mg パセリ 1,000mg
みそ(赤) 5,100mg アボカド 720mg
こんぶ佃煮 2,900mg ほうれん草 690mg
めんたいこ 2,200mg 納豆 660mg

ナトリウムとカリウムの目安摂取量

ナトリウムの目標食塩相当量

年齢 男性 女性
1~2歳 3.0未満 3.5未満
3~5歳 4.0未満 4.5未満
6~7歳 5.0未満 5.5未満
8~9歳 5.5未満 6.0未満
10~11歳 6.5未満 7.0未満
12歳以上 8.0未満 7.0未満

カリウムの目安摂取量

年齢 男性 女性
1~5歳 900~1,100mg 800~1,000mg
6~7歳 1,300mg 1,200 mg
8~9歳 1,600mg 1,500mg
10~11歳 1,900mg 1,800mg
12~14歳 2,400mg 2,200mg
15歳以上 2,500mg 2,000mg

ナトリウムは「細胞・血圧を調整する」

細胞を正常に保ち、血圧に大きな影響を与えるのがナトリウムです。

神経伝達を助ける作用あり!

ナトリウムイオンは、神経細胞膜を介して電気信号を送る役割があります。電気信号が正しく伝わることで、神経の機能が正常に保たれるのです。

血液のph保持をしてくれる!

phとは、水素イオン濃度のことです。ナトリウムは体液のphが常に正常な値を保てるように調整をする役割があります。

【要注意】大量摂取は高血圧の元

ナトリウムを大量に摂取し続けてしまうと、身体に蓄積してしまう場合があります。体内のナトリウム量が多くなると、細胞内の水分が血液へと移動し、身体の水分量が増えることでむくみが生じたり、血圧が上がる危険性が高くなります。

こんな人に効果的です!

ナトリウムは汗で身体の外に出ていくので、スポーツをして汗をたくさんかく人や炎天下で作業する人におすすめです。

カリウムは「心臓・腎臓を助ける」

カリウムは主に、ナトリウムの排泄を促す効果があります。心臓や腎臓を助け、身体の機能を正常に保ちます。

ナトリウムと手を組んで水分を排出・調整

腎臓ではナトリウムとカリウムが一緒に働いて、身体の水分バランスをとっています。血圧を上げてしまうナトリウムを排出させるので、カリウムには高血圧を予防する効果もあるんですよ。

むくみを解消してくれるいいヤツ

カリウムは、身体に溜まっている余分な水分を身体の外に排出させる作用があります。むくみは身体の水分が多くなりすぎることで出て来る症状なので、カリウムの働きによってむくみが改善されます。

理想的な比率は1:1

カリウムが排出されると同時に、同じ量のナトリウムも一緒に排出されるので、カリウムとナトリウムの比率が同じになることが理想的です。実際には、ナトリウムの方が食事で摂る量が多くなりがちです。

こんな人に効果的です!

むくみを取ったり、血圧を下げたい人はカリウムを多く摂ると良いでしょう。多く摂りすぎてしまっても、カリウムの場合は心配いりません。余分なカリウムは身体の外に出ていきます。

【要注意】不足したり過剰になったりすることで引き起こる症状!

身体の中のナトリウムとカリウムが、少なすぎたり多すぎたりした場合には、一体どのような症状が起きるのでしょうか。

低ナトリウム血症

血液中のナトリウム濃度が低くなることで起きる症状です。軽度であれば無症状ですが、精神錯乱、頭痛、吐き気、痙攣などの症状が起きることがあります。肝硬変や心不全時に低ナトリウム血症になることがあります。

高ナトリウム血症(発作・昏睡)

ナトリウムの過剰や水分の欠乏などで、血液中のナトリウム濃度が高くなることで起きる症状です。口の乾きや錯乱、痙攣、昏睡などが起きることがあります。

低カリウム血症(筋力の低下や痙攣)

カリウムの摂取不足などで起きるのが低カリウム血症です。低カリウム血症の症状は、筋力の低下や疲労、便秘、食欲不振などが挙げられます。重症になると身体が麻痺したり、筋肉の痙攣などが起きます。

高カリウム血症(不整脈など)

血中のカリウムの濃度が上がりすぎてしまうことで高カリウム血症になります。主な症状としては、手足の痺れ、不整脈、頻脈、筋力の低下、吐き気などがあります。

【コラム】ナトリウムポンプってご存知ですか?

ナトリウムポンプという言葉を知っていますか?私達の身体の細胞内で、ナトリウムとカリウムのバランスを保っているのが、このナトリウムポンプなのです。

ナトリウムポンプとは?

ヒトの全ての細胞にあるナトリウムポンプは、2種類のサブユニットから構成される細胞膜輸送系の膜貫通タンパクです。細胞内から外へナトリウムイオンを汲み出し、カリウムイオンを細胞内に取り込む作用があります。

カリウムポンプは存在する?

カリウムポンプというものはありませんが、Kチャネルはあります。Kチャネルは、カリウムが濃度の差によって細胞の中と細胞の外に移動するためのものです。カリウムが行き来することで、細胞内外の電位を細かく調整しています。

健康のためにカリウム摂取を

ナトリウムもカリウムも、身体を正常に機能させるために必要な成分です。しかし、ナトリウムは普段の食生活で多く摂取しがちな為、注意が必要です。ナトリウムを身体の外に排出させるためには、カリウムが必要になりますので、普段から意識してカリウムを摂るようにすると良いですね。むくみを解消するためにも、カリウムを積極的に摂るようにしましょう。

 

食べ物以外でむくみを解消するなら、スラリなどの専門サイトをチェックするのもいいですよ。

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