カリウムって副作用はある?腎臓の弱い人は気をつけて!

身体に必要な成分のカリウムには、実は副作用があるって知っていましたか?腎臓の弱い人は特に注意が必要なんです。カリウムが過剰になっても、不足しすぎても身体には良くありません。カリウムによって起こる症状と危険性について知っておきましょう。

カリウムの作用による副作用とは?

それでは、カリウム過剰による副作用にはどのようなものがあるのか見てみましょう。

多く摂っても体外に排出される

カリウムは食品に含まれています。食事などでカリウムを摂る場合は、副作用はほとんどありません。多少多く摂ったとしても身体の外に排出されるからです。

腎臓の弱い人は要注意!

普通であれば多く摂っても問題のないカリウムですが、腎臓の弱い人は注意が必要です。なぜなら、腎臓の機能が弱っている場合、上手く尿を作り出すことができません。そうするとカリウムが身体の外に排出されにくくなり、身体にどんどん蓄積してしまうのです。カリウムが身体に蓄積してしまうと、高カリウム血症の危険性が高くなります。

高カリウム血症ってどんな病気?

カリウムが身体に蓄積してしまうことで起きる「高カリウム血症」とは、一体どのような病気なのでしょうか?身体にはカリウムが必要ですが、様々な要因により血液中に含まれているカリウムの濃度が高くなると、高カリウム血症を発症してしまいます。

どんな症状?

高カリウム血症の症状は、手足がしびれたり、不整脈や頻脈、筋力の低下、吐き気などがあります。カリウムは筋肉や心臓の働きに大きく関わっている為、カリウムの濃度が高くなりすぎるとこのような症状がでてきます。

高カリウム血症のリスクが高い人

高カリウム血症になる可能性が高い人について知っておきましょう。

腎機能に問題のある人は注意

腎臓の機能が弱くなっている人は、カリウムには十分に注意が必要です。カリウムは腎臓の働きで身体の外に排泄されるので、腎機能が低下している人は身体にカリウムが蓄積しやすくなっているのです。

腎臓病に使用する降圧剤やARB、抗菌薬バクタなどによる副作用も

腎臓に働いて血圧を下げる利尿薬や、アンジオテンシンⅡ受容体拮抗薬と呼ばれるARBという薬を使用していると、薬の副作用で高カリウム血症になることがあります。抗菌薬であるバクタと一緒にこれらの薬を併用することで、更に高カリウム血症の危険性が高くなります。

治し方は?

高カリウム血症になったら、すぐに適正な治療が必要になります。どのような方法で治療をするのでしょうか?

利尿薬の使用、点滴療法

身体の外に過剰になったカリウムを出すために、ラシックスなどの利尿剤を使用して尿量を増やす方法があります。また、カリウムによる不整脈を防ぐ為に、カルシウム剤を点滴することもあります。

食生活でカリウム制限

高カリウム血症になったら、食べ物で摂取するカリウムの量を減らす必要があります。カリウムの多い食材を避けたり、調理方法を工夫してカリウム量を少なくすることで、摂取するカリウムを減らすことができます。

サプリは過剰摂取となりやすい?

カリウムはサプリメントで摂取することもできます。サプリメントでカリウムを摂る時の注意点について理解しておきましょう。

摂取量に気を付ける

サプリメントでカリウムを摂る時は、1日の摂取量に注意することが大切です。成人男性の1日摂取量は2,000mg、成人女性の1日摂取量は1,600mgが基準となっています。これを超えすぎないように注意しましょう。

食品でも十分摂れる

カリウムはサプリメントに頼らなくても、食品から十分に摂取することができます。主に、野菜や果物に多く含まれていますよ。カリウムが多い食品で代表的なのは、バナナや切り干し大根、アボカドなどです。ナッツや海藻類にも多く含まれています。

低カリウム血症にも注意したい

カリウムが過剰になる高カリウム血症も危険ですが、逆にカリウムが少なすぎる低カリウム血症にも注意が必要です。

・症状

低カリウム血症の症状は、高血圧や浮腫み、脱力感などが挙げられます。高カリウム血症と同様に、すぐに対処しないと命に関わる危険な病気です。

極端なダイエットや下剤の使用が危ない

低カリウム血症の原因に考えられるのが、極端なダイエットや下剤の使用です。食事制限によるダイエットで食品から摂取するカリウム量が減ると、低カリウム血症になる可能性があります。また、下剤を頻繁に使用していると、体液と共にカリウムも身体の外に大量に排泄されることになり、低カリウム血症の原因となるのです。

漢方の甘草による副作用でも発症 

漢方でも、実は低カリウム血症になることがあります。これは、漢方に含まれている甘草という生薬によるものです。長期間に渡って、甘草を含む漢方を大量に飲むと、低カリウム血症になりやすくなります。

治療法は?

低カリウム血症の治療は、不足しているカリウムを補うことが大事になります。カリウムを多く含む食材を食べたり、カリウムのサプリメントを飲んだりすることで、効率よくカリウムを摂取することができます。

必要な栄養素なので適量を摂取しましょう

身体を正常に保つにはカリウムが必要ですが、カリウムの量が多すぎて過剰になっても、少なすぎても良くありません。高カリウム血症も低カリウム血症も、すぐに治療が必要な恐ろしい病気です。腎臓の機能が弱い人は特に注意が必要ですよ。カリウムの副作用について良く理解し、適正な量を摂取するようにしましょう。

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